2024年1月24日、ベトナム富士電子株式会社とVTI株式会社は、スマート生産管理システム「MES-X」のプロジェクトキックオフ式典を開催しました。

式典には、ベトナム富士電子株式会社の代表取締役である中込まさはると、VTIのCEOであり技術担当ディレクターであるファム・タン・ハー氏が出席しました。

富士電子は、部品製造の経験が豊富な日本の企業です。2024年には、クアンニン省ソン・クォイ工業団地に、電子部品、プラスチック、ゴムなどを専門に製造する工場を新設する予定です。VTIは、このプロジェクトにおいて、富士電子の生産管理システムの構築初期段階でのパートナーとして選ばれました。

キックオフ式典を通じて、VTIは以下の3つの主要モジュールから成るスマート生産管理システムの導入を正式に開始しました：

1. スマート倉庫管理 – QRコード技術を用いたWMS-Xで、原材料や部品の集中管理、在庫管理、倉庫空間の最適化、出入庫のリアルタイム監視を実現します。
2. 生産実行管理 – MEScoreを用いて、受注に基づく生産計画の策定から、各工程の進捗状況の更新までを一元管理します。
3. スマート調達管理 – PMS-Xを活用して、リーン生産モデルの効果を最適化します。

特に、VTIは、製造業向けのスマート技術ソリューションの研究と導入において豊富な経験を有しており、富士電子の他のシステムとの統合やカスタマイズにも対応します。

また、キックオフ式典では、ベトナム富士電子株式会社とVTIの代表者が、双方の長期的かつ持続可能な協力関係への期待と信頼を表明しました。